メディナの中央通り
入ってすぐの旧教会
エルジャディダは観光地とガイドブックにも各種出ている。
ポルトガル人が作った全体の要塞、地下貯水池、教会などなど素晴らしいものがある。
だからこそ世界遺産になったのであろう!
世界遺産の推薦文を読んでいないのでわからないけど、
このエルジャディダの旧要塞の中にユダヤ人教会、つまりシナゴーグが各所にあります。
このシナゴーグの多さにはどのガイドブックにもほとんど書いていない。
分かっているだけでも、この狭い中に十数か所ありました。
フランス人が最初に植民地として、このエルジャディダ地域を調べたときにこと。
この小さい要塞の中に無数のシナゴーグが存在したことを地図で表していました。
前回のアズムールのシナゴーグも同様、こんな狭いところに存在感がある。
ユダヤ人が技術力を発揮してこのような要塞を総合的に作ったのか、
ポルトガル人がユダヤ人を囲う様にしてこの街に住まわせたのか、
ユダヤ人に何かを求めてエルジャディダで共同で作りだそうとしたのか、
はたまた、別な理由でこの街をどうにかしようとしたのか歴史を感じる街だ。
現在、モロッコでユダヤ人が関係するのは、貴金属の販売加工が確認できます。
このユダヤ人の歴史を知る方法はまだある。この要塞の上を歩くことができるはずです。
この要塞の北側から城壁の外を見ると、そこにはユダヤ人の墓がいっぱいあります。
これだけ小さい町に墓がたくさんあるのは珍しいです。
このエルジャディダが日本人と関係があるのを知っていますか?
寒天の素、和菓子の材料、料理に使うプルプルの素などなど、
モロッコはテングサの産地なんです。エルジャディダから日本にいっぱい運ばれています。
あの有名和菓子店「とらや」も使っていました。今はわかりません。
長野県茅野駒ケ根周辺の寒天に関する素材もエルジャディダが少々入っているんです。
運が良ければ、トラックに満載のテングサを乗せ、海水をばらまきながらの風景を見れるかも!