カラウィーンモスクの中庭の水盤 水がたっぷりある!
フェズでは水が重要である。 日本人には当たり前の水!!
前回の記事のリヤドの中庭の水、邸宅によっては壁に泉水がある。水を汲める。
リヤドくらいの邸宅になると水道施設が完備している。メディナの地下に水路がある。
メディナのメイン通路、そのサブくらいの通路には道路に面して泉水がある。
フェズのメディナには数か所、公衆便所がある。そこに水がある。
あの臭い施設「タンネリ」(革なめし所)の周辺は滝のような水の音がする。
イスラム教徒以外は入れないモスクの中庭の水盤の水(上の写真)。
中級の上くらいの住宅の一角には水が流れている小部屋がある。
その水路を引けない家は毎朝、子供や女性が泉水まで水汲みに行く。
これらの水はどこから来ているのか?!今でもフェズの人々にとって水は大切なもの。
日本人の感覚で言えば、水道の蛇口をひねれば、普通に出てくる水。
かつては日本も水路や井戸を大切にしていた。それと同じだろうか!
フェズの大通りにある泉水、モロッコ様式のタイルが素晴らしい。
8世紀末に出来たこのメディナ、街中に水を確保するために当時の人は考えた。
ブージュールド門の西側から川が流れてきている。乾季用に大きなため池もある。
この水が街中をはりめぐらせるように水路ができている。
門周辺から坂を下るように水路ができている。坂の途中に何か所も泉水がある。
坂の途中と、かなり下ったところに公衆便所が数か所ある。
これらの水路を作るのに裕福な方が資金提供するシステムがあった。
資金提供した家は自宅内に泉水を設置することが出来た。
これが今ではリヤドとして復活している邸宅もある。
リヤドに泊まる時は中庭の水がいかに大切だったか! ゆっくり見て下さい。
(今は違います)
フェズの公衆便所 中央の水盤に水が溜まっている。
ここでバケツに水を入れて便房へ入って用を足す。使ってみてください。
フェズには何か所かある。