ケミセットは一週間に一回、キリムの市が開催されます。
何てことのないケミセットの街。名所旧跡の観光するようなところもない街。
どこかおいしい食べ物屋でもあるかと思いきや、そんなところもほとんどない。
フェズやメクネスに行く時に、人によっては全く気が付かない街で素通りする。
もし記憶に残るとしたら、ガソリンスタンドに寄ったくらいのイメージだけでしょう!
そんな街にまぜ、キリム絨毯があるのでしょうか??
キリムの市は郊外であります。と言っても郊外にある広い場所に多種多様な品目を
地べたに広げるように売り買いしている。屋根があるような建物ではない。
やさい果物、生活用品、日用雑貨、衣類、おもちゃなどの中にキリム絨毯がある。
この広場市にキリム絨毯が大中小、長いもの、いろんなデザインを多く出している。
なぜこのケミセットに集まるかは不明。調べたことはない。
ここに集まるがゆえに、問屋のように買い占めて自分の倉庫に貯めている人もいる。
絨毯の使い方として、部屋に敷く絨毯はもちろんのこと、
イスラム教徒の彼らはお祈りの時に小さい絨毯を敷く。
どこでも(旅行中とか、移動中)お祈り時に使う小さい絨毯。
イベントの時など、地べたと違う絨毯と言う敷物の上の空間。
むかし日本人が畳と板間の違いがあったようなものだろうか?
そして、生産を考えた場合
キリムは糸を交互に組み合わせて作る織物、一般的絨毯とは織り方が違う。
キリムは大きな絨毯は少ないが、ある程度の面積は一般家庭でも作れる。
商品として制作して、現金を得るには一つの方法である。
モロッコでの需要はかなりあるようだ。観光客の需要もある。
キリムの柄と言うかデザインも独特のものがあるので観光客も買って帰る。
柄はイスラムの幾何学や唐草模様のもの、ベルベルでよく使うカギ型模様がある。
ほかに、動物、花などある。小さい絨毯は壁に飾って、部屋のアクセントになる。
ちなみに、モロッコ人は部屋に敷く絨毯はキリムは少ない。
フェズ・マラケシュ・カサブランカには一部の商品しか集まってこない。
もしキリム絨毯に興味のある人はどうぞ! ここならしつっこい売り方はしません。
地元住民に聞かないと詳しい場所は伝えられません。
自分自身はキリム絨毯には全く興味はないです(^^)