この海峡にトンネルを掘る話が昔からある。モロッコ側は何とかしたいのでは??
かつて日本が青函トンネルを作って、ドーバー海峡のトンネルにも参加して作った。
青函トンネルは「海峡」というタイトルで映画化もされた。この「海峡」の
ラストシーンはモロッコだ。高倉健が「次の海峡トンネル建設はここだ!」
と言わんばかりの映像になっている。この映像をモロッコ人が真に受けた。
この映画をモロッコ人に見せたところモロッコ人から「高倉健はいつ来るんだ」。
そんなことを何度も聞かれたことがあった。
実際に、モロッコ政府から日本の外務省に打診はあったはず。
この海峡にトンネルを掘れるかどうか?! 簡単な調査はしたはず。調査だけ。
海峡の一番狭い場所は約15km。深さ900mらしい。硬い岩盤は多い。
しかしこのトンネルを掘るための建設費は誰が払うのか? どこが払うのか?
たぶん日本円にして一兆円を下ることはない。掘れる国も限られている。建設費は
受益者負担となるとモロッコ? モロッコ政府に円借款で建設しても払えない。
モロッコ人の言い分として「日本に掘ってもらう。日本は日本国民のお金でトンネル
建設ができるという喜捨をする。それはアッラーが喜ぶことだ」こんな勝手な
解釈でもするんじゃないか。こんなことを冗談交じりで言ったことがあった。
実際に日本がモロッコに無償資金で建設した建物を引渡たときに「喜捨出来たことを
アッラーに感謝してください」と言われたときに当時の日本の公使は憤慨したらしい。
それとは別に、欧州側は移民の増加につながることで反対するかもしれない。
その前にスペイン側がトンネル建設に反対かもしれないな~~! 入国管理が・・・
イギリス領のジブラルタルそのものにはトンネルの出口を作るのは技術的に無理。
この海峡にトンネルができて、だれが一番喜ぶ?? モロッコ人と観光客だけ。
モーリタニアやセネガルは遠いし、アルジェリアやチュニジアは微妙かも。
フランスとイギリスのように対立はあっても得るものがあればいいが、
スペインとモロッコでは何があるのだろう、考えるだけ無駄?!?!
限りなく現実性のない話になる・・・・。橋となるともっと無理かも!
やはり、ジブラルタル海峡は船がいいな~~!!
ゆっくり見え去る風景は大陸間の旅情があるかも!