モロッコの植民地時代の建物とまちの風景。車を見ると時代がよく分かる。
20世紀前半であることは間違いない。その下の2枚目の写真が最近のもの。
植民地時代にフランスが作ったコロニアル様式の建物。上下を比べるとほとんど
変わりない。上写真は絵ハガキ。
この植民地時代にこのような建築を作っていた頃、フランスではアールヌーボーから
アールデコに変わっていく頃。カサブランカでは今でもこのような建築がかなり残って
いる。この細部を見るとアールヌーボーとアールデコが混在しているところがいい。
デザインの変革期はカサブランカではパリより早かったか遅かったかは不明だけど
時代が重なっているだけに興味深い。アラベスクはどう見てもアールヌーボーに近い。
扉のデザインにしても各所に見ることができる。ペントハウス部分を見るともっと
分かってくると思う。モロッコではドローンを飛ばせないので確認できないのが残念。
フランスのペントハウスもおもしろいけど、カサブランカやラバトもいい!
これも絵ハガキ。右側の塔は今はメディナの入口に移動した。時代的には一番上の
絵ハガキと同じくらい。下の写真が近頃の風景。
この建物は昔からHotel Excelsiorで一つ星だったはず。ホテルの情報は少ない。