今回の地震に対して各国の緊急援助の申し出は多い! しかし受け入れたのは4か国。
前回2004年のアルホセイマ(Al Hoceima)での地震の時は10か国受け入れた。
今回とかぶっているのはスペインだけ。国境問題もあるにもかかわらず、
なぜかスペイン!?。
前回の2004年の時は日本からも緊急援助隊が行って活動していた。
今回の死者数は前回の死者数をはるかに超える数になりそうだ。それなのに・・・
よく言われる地震発生から72時間の段階でモロッコ政府はどれくらい動くのだろう?
旧宗主国フランスの支援申出にいいともいらないとも返事しないのは確実だろう!
民間の人道支援の受け入れは受け入れるにしても、もっと遅くなるだろう!
王国という特殊な環境や組織が影響しているのだろうか?
「モロッコ王国」、緊急援助を受け入れるにはかなりの準備が必要なはず。前回の2004年の地震ではアルホセイマ周辺の集落は少ないし、主要な街からは離れている。アルホセイマ空港周辺で活動は完結できた。アルホセイマ周辺だけの活動で、余分なことを考えることはない。(実際被害はアルホセイマだけでなくフェズのメディナでも住宅が崩壊しているし、いろんな被害があった)。
今回、観光都市マラケシュが近い、周辺にはいろんな集落がある。行くとなるといろいろと問題があるような気がする。国王の先祖の出身もこの地域のはず。アミズミズ(Amizmiz)、アスニー(Asni)、テスト峠この周辺の国道を通るぶんには何ら問題ないと思うけど、何かがネックになっているはず。
観光地として公開しているところはウエルカムだけど、観光地区でない場所や地域は見てほしくない、知られたくない部分があるのは確実だ。
モロッコの住宅の作り方を考えると今後、生存者はかなり低いだろうなと思われる。
トルコの建設事情とは比較にならない。