この街は小さな町でリゾート地で特に観光する場所があるわけでもない。治安は
よくもなく悪くもなく、大きな事件が起こるわけでもなく、割と平和な街かも?!
街の中心は丘の上にある。マルジャンのスーパーマーケットもできたし、丘から
降りて行った市場では新鮮な魚がいっぱい手に入るし、生活するにはいいところかも。
新鮮な魚で思い出したのが、大きなエビが簡単に手に入るのはアルホセイマくらい
かもしれない。ラバトやカサブランカでは小さなエビはよく見るけどイセエビ位の
大きなエビはなかなか見なかった。またアルホセイマに行ったときにエビの刺身や
焼き物をよく食べていたな~~! 思い出してしまうとまた行きたくなるな~~!
まちは丘の上に出来ていて東側へ行くと崖の上になっているのが分かるところがある。
かつてはここの崖には柵もなく簡単に落ちちゃいそうな状態だった。ある日、羊を
負い込み崖の近くまで追いつめた時は羊もびっくりしていた。しかし、最近になって
この先端に近いところに柵ができて展望台のようになっている。実に眺めがいい。
アルホセイマで唯一の観光スポット! 展望そのものは期待しない方がいい(^^)
モロッコ国内には各地に知事がいるけど、このアルホセイマの知事はかなりいい場所に
知事公邸を占拠している。アルホセイマの目玉のビーチの真上にある。ここからの
眺めは最高にいい。各県の知事の中で一番いい場所じゃないかな。こんな眺めのある
公邸は他県にはないかと思う。
かつてこのビーチは夏には欧米人がバカンスでにぎわっていた。夏が終わると欧米人
女性が一か月くらいビーチに面したコテージでモロッコ人男子を囲って生活していた。
今ではそのコテージがあった場所には大型のホテルができてその面影は全くない。
失業率が高く何も産業がなかったころのモロッコ人にはいい小遣い稼ぎになっていた。
レンタカーなどでアルホセイマにアクセスする場合、フェズ経由で行くとケタマを
経て行くことが多い。ケタマとアルホセイマ間は山の中腹を走るのでかなりくねくね
曲がった国道で運転には十分注意した方がいい。車酔いをする人も注意した方がいい。
それと道沿いにハッシッシを売っている子供が近づいてくることがある。
話をする分には何ら問題なっけど、手を出すことはやめよう!
アルホセイマに行くには時間がかかる。見るだけのものは少ない。行くだけの時間が
持てる人は行っても得るモノはあるかも。