この島が Penon de Alhucemas 下に見えるのがモロッコの砂浜の海岸。
ここはホセイマ湾内。アルホセイマの街から東に10kmくらい行ったところにある。
これは軍事施設になっている。時々、ヘリコプターがスペイン側から飛んでくる。
この島はスペイン領。目と鼻の先くらいという表現がいいのかな。それくらい近い。
モロッコからこの島へ行くような観光ツアーなどはない。
ある日、日本人の友達が浮き袋をもって泳ぎながらこの島に近づいた。そしたら、
島の上から銃口を向けられた。よく見るとスペイン兵も笑いながら銃を構えたようだ。
モロッコ人でない謎の東洋人であることが分かっていたようだった。
これがモロッコ人だったら大変なことになっていたかもしれない。その前に
モロッコ人はこの島には近づかない。近づくと大変なことになるのが分かっている。
このあたりがスペイン領だったころの名残で、この島は未だにスペイン領だ。
この島の形が要塞を作るのにいい形だったのかな?! この前回の記事にした
Penon de Velez de la Gomera も同じように島を要塞化した。
面白いことにこの島の西側に小さい島が2つある。ここはもっとモロッコの浜に
近いところにある。しかしその島には手を出そうとはしなかった。小さい島で平坦。
この形で要塞を築くのは無理があるのだろうか、スペインはほしがらなかった。
島の壁はけっこうな高さ。近づいても登るのは簡単ではない。上の写真の反対側に
海から上陸できる小さな船着き場がある。見る角度によっては妖怪が作ったような
大きな船って感じもあるかも。島の原型がどのようなものだったか不明だけど、
こんなに作り上げるスペインもさすがに大航海時代に世界を渡り歩いただけある。
この島の内部の情報はほとんどない。この島にいる理由は何なのか?
モロッコ人が占拠しないかを監視していることは間違いないけど、ここの監視を
任されたスペイン兵士は島流しにあった状態なのかな。自衛隊員が南鳥島勤務に
なるよりはここはきついような気がするな!
Penon de Alhucemas この島を観光したいとは思うけど、住みたくはないな~!
こんな感じで泳いで近くまで行った!