パッサージュは18世紀頃からパリにある。これがカサブランカにもあった!
まさかここあるとは。びっくりした。さすがフランスの植民地。新市街の都市計画を
考えたときにこの空間が現れるのは当然のこと。カサブランカも同様の空間ができた。
パリほどの綺麗さと言うか、華やかさと言うかその様式はない。ここにモロッコ様式を
持ち込んでも合わないだろうし、これくらいがいいのかもしれない。最初の頃の写真や
絵ハガキでもあれば、いろんなイメージが湧くのだろうけどこれが現状だ。
ガラスのトップライトがあるところとか、ちょっとした明るいアーケード街の通り方が
なんとなくパリのパッサージュを構成する空間のイメージからできている感じがする。
しかし、細部に至ってはこれがモロッコらしさなのか!ちょっとホットとする感じ!
下の写真はパッサージュの出入口。
パッサージュに入っている店舗は飲食店、服、小物家電、化粧品、日常雑貨など
多岐にわたるところがモロッコならではのスタイルで、きれいなメディナ状態。
パリのパッサージュをイメージされると見劣りするけど、カサブランカにもこんな
見どころがあるのは確かだ。カサブランカの建物はある意味いろんな様式や
建築スタイルがあるのでおもしろい。カサブランカを素通りするのはもったいない。
左上の写真がパッサージュの入口。 右上の写真がパッサージュの中心部。
入口を見ると入り難いように思えるが、治安とか内部の環境は店舗が開いている
時間なら問題ないはず。ぜひ中に入って空間を見てはどうでしょうか!!
このパッサージュは他よりは長かったような・・・・ここだったかな・・・
アーケード街のような気がするけど、これは建物の1階部分の通り抜けの
できる商店街になっている。今でも現役でちゃんと店舗がある。