カサブランカの面白い見どころ。フランス植民地時代のコロニアル様式の建物群。
その建物の玄関とびらのデザインがおもしろい。さすがこの時代のフランス人!
あまりにおもしろからといって、建物の中に入り込まないように!ちょっと危険かも。
上の写真はクジャクをモチーフにしている。カサブランカの玄関とびらの中では屈指の
デザインに入ると思う。ここまで凝った装飾はなかなか出来るものではない。
このとびらはモロッコの写真集の表紙になったくらい人を引き付けた。
一般的には単純な縦横のデザインのモノが多いし、デザインしたとしても下の写真の
クジャクがせいぜい。下に写真のクジャクも見劣りしないけど、違いがある。
素材は鉄で四角い鋼材に塗装仕上げ。
下の写真は左が玄関とびら、ここには珍しくガラスがはめ込まれている。何を
モチーフにしたのか不明。右の写真はこの玄関から中に入ったエレベーターと階段。
このエレベータのとびらは玄関とびらと同じデザインになっている。
しかも、このエレベータは建物ができた当初の仕様なのでエレベータのかごが檻の
ようにむき出し状態。今の日本では作ることができないエレベータだから面白い。
下の写真は他の建物のエレベータ。カサブランカのホテルによってはこのタイプの
エレベータがある。乗れるチャンスもある。たしか、Casa-Port駅近くのHotel Plazaは
まだこれがあったような・・・・ 閉鎖してたら残念!他を探しましょう。
こんなエレベータは落ちはしないと思うけど、スリル満点だ。こんな時代を感じさせて
くれる雰囲気があるのはさすがにカサブランカだ! カサブランカを素通りする人には
実に残念なことだ! コロニアルならではの遺産なのかも。
建物に入って勝手に乗らないように!どうなるかわからないよ。恐いことになるよ!