今回のレースはモロッコ国内を通過し、モロッコ国内は今月12日にレースは
終わりとなり、この後、モーリタニアに入ってレースが続いていった。
今回の第一ステージが新しいコースなのでどのように走ったかが気になっていた。
詳細は出ていないのではっきりした場所はわからないけど、タンジェメッドに
入国して盛大な歓迎を受けてそこからレースではなくケニトラまで移動したようだ。
ケニトラの郊外から二十数キロのコースを設定してレースをした。
砂漠でもない土漠でもないこの地域に何が楽しくてわざわざレースをしたのか??
多少モロッコを知っている人はこの地域に何があるのか?ちょっとした草むら状態の
ほとんどは知っても面白くないのではないか?と思えるような場所。
しかし、アフリカエコレースの公式サイトを見るとこれがびっくりするエリアだ。
ラバトとケニトラの間にマモラ(Forest Maamora)と言う森がある。この森中は夏は
涼しいがためにここで涼をとるモロッコ人もいるくらい憩いの場所にもなっている。
ピクニック感覚でこの森にやってきてタジンを作って楽しむモロッコ人もいる。
この中は森と言っても日本のような森のイメージではなく、高さが3m~5m位の
コルクの木が多く生えている(植えている?)森だ。コルクの皮採取の時期に
なると作業しにくるモロッコ人をよく見ることがある。この森の中は車が通るくらいの
道路が縦横無尽(?)に通っている。だから何も知らない観光客が内部に入って行くと
メディナ(旧市街)より迷宮入りするくらいのちょっとした森だ。
ちょっと感のいい人だとすぐに出てこれますけどね(^^)
それとこの森の中には動物がいる。ロバ、羊、ニワトリ、クジャクなどの動物も
いると思うけど、何といってもおもしろいのが陸ガメだ。この陸ガメは色はちょっと
べっこう色のようなベースに黒い線のような模様があり、甲羅が盛り上がっていて、
手のひらサイズの小さいモノから持ち上げるにはちょっと重そうなカメまで色々いた。
たぶんすぐに見つけることはできる思う。カメが好きな人にはいいかも!
それと、カメも日光浴したいのか道に迷うのか近くのラバトサレ空港の滑走路上に
現れることもあった。
今回のレースではカメへの危険性は避けて走ってくれたことだと思いたい。
もしかしたら、動物の少ないエリアを選んだかもしれない。アフリカエコレースでは
バイク、車、トラックの部門があるけど、この森のエリア内はバイクで走るのが
一番面白いかも! 土と言っても乾いた土で、バイクの後輪が土を跳ね上げる
くらいで土埃が立つ感じかなーーー! またバイクで走りたいな~~~!
このマモラの森へ行きたい人はラバトやケニトラ在住のモロッコ人と仲良くなって
行くことを勧めます。観光客がいきなり行くのはいろんな意味で危険が多い。