アズムール 川の対岸から見た街の全景
カサブランカから海岸沿いを南西へ80km位の位置にある街、アズムール!
実に地味な街だが、ポルトガルの大航海時代の雰囲気を残すさびれた雰囲気のある街!
ポルトガルが大航海時代を築こうとして最初に手を付けたかどうかわからないが
モロッコの海岸線沿いにはタンジェから南下してエッサウイラくらいまで
要塞跡の痕跡が海に面して各所にある。この各所ある中、川沿いに面して要塞が
あるのはこのアズムールくらいかと思う。ほとんどが海から見える位置にある。
ここのメディナ(旧市街)は小さい。大西洋から数百メートル上流に行ったところにある。
河口近くは丘も山もない地域、そのことを考えると奥まった場所は海の嵐に
左右されない、敵に発見されにくいなどいろんな意味で納得!
今は上流にダムがあるため、川の水位は低いが、当時の状況は推測でしかない。
川からメディナの中に入れるような要塞になっていたと想像する!
このようなスタイルはラバトのウダイアにもあるが、当時の川と要塞の関係は明らかでない。
それと、メディナの奥にユダヤ人教会がある。かつては教会の看板にヘブライ語で
表記してあるところは少なかった。墓にしてもヘブライ語の表記は少なかった。
最近では、どこのメディナに行っても堂々とヘブライ語で意思表示してある。
ユダヤ人であることを隠すことが必要なくなったのでしょうか!?
それともイスラエルの存在が確立する方向にあるのか?何とも分からない!
上の写真はシナゴーグ(ユダヤ教会) 上の写真は川から要塞への入口
特に、これと言って気になる観光場所があるわけではないですが、
カサブランカで時間があったらここへ寄ってみてはどうでしょうか?