モロッコを旅行してハシシに興味ある人もいると思うが十分注意して!
街中で、簡単に手に入るだけに、大変なことになりますよ。帰国できなくなりますよ!
フェズから北の方は特に注意した方がいい! 産地はそちらの方だからだ。
かつて、ラバトからタンジェに向かっている途中の電車の中でのこと。
夏のバカンスのころ、欧州の学生が夏休みで電車内にも多くいた。
自分は座れる状態でなく、デッキに立って外を眺めていた。
そこへモロッコ人が数人来てタバコを吸いだした。かつてはよくあったこと。
しかし、普通のモロッコタバコでない匂いがしてきた。独特のにおい。
モロッコタバコで庶民的なタイプのものは非常に臭い!びっくりするくらい。
その安いタバコのにおいとも違う。たぶん、ハッシッシだろうなと思った。
タバコを吸わない自分には、気にしないでそこにいた。臭いはハッシッシ!
そこへ、別の車両から移動してきたイギリス人若者が数人でこのデッキに止った。
他よりはスペースがあったのでたぶん、立ち止まったのでしょう。
しばらくしてハッシッシを吸っていたモロッコ人がそのイギリス人に勧めた。
イギリス人は「いいね」と言わんばかりに友達と何度も吸っていた。
ちょっとして、なぜかモロッコ人がバタバタして別な車両に動きだした。
イギリス人は、何も分からずにハッシッシの余韻にしたるように吸っていた。
このデッキにいきなり現れたのが、がたいのいい小柄なモロッコ人でした。
イギリス人の手頸を握るなり、ハッシッシの火を床に落とし足で消した。
そのモロッコ人が、警察手帳を出して、英語でパスポートの提出を要求した。
パスポートを出すなり、取り上げてモロッコ人が「次の駅で降りて」と言いった。
このモロッコ人は私服警察官だったのだ。さすが王制の国、いろいろある。
あっと言う間の出来事でした。そのイギリス人は友達と降りていった。
逃げたモロッコ人、捕まったイギリス人何とも不思議な光景だった!
自分はその場にいたけど、全く話しかけられることもなく見ているだけだった。
イギリス人はパスポートもないので出国もできないし、めんどくさいです。
この状況で何日拘束されるかわかりません。簡単に開放されるかもしれません??
旅行などの短期滞在の時このような状態になると、帰れないかもしれません。
現在では外国人であっても、もっと厳しくなっている。
街中で簡単に手に入るだけに、そのリスクも大きいことを考えて下さい。
カサブランカの街中でも手に入るが、ある地域ではもっと簡単に入手できる。
ハッシッシの扱いには十分に気を付けて下さい。大変なことになりますよ!
モロッコから出国時のチェックはなくても、日本入国時はどうなることか??
それと少ないとは思うが、モロッコナンバーの車で欧州へ出る時、
監視の目は厳しい! モロッコから来たとなると職務質問が増える。警察官が
ハシシを探している。荷物の中、カバンの中くれぐれも注意してください。
ヨーロッパの新聞に数年に一度は大量のハシシを押収した記事が出ている。