ティネリールからエルラシディア(Er Rachidia)に向かうとしたら一気に通過する。
ティネリールからエルフード(Erfoud)に向かう時も一気に通過する。
つまり、この点を結ぶ道路周辺は普通に通過してしまうくらい何もない。
それと、雨期の時、雨の多い年に出合ったら大変なことになる。
この周辺の水無川に水が氾濫し、道が分からなくなるくらい大変なことになる。
エルフードとエルラシディア間はこれはまた雰囲気が違ってくる。
見どころもある! 後日説明する。
<ティネリールとエルフード間>
何もないと言っても注目すると「珍景」がある。
エルフード寄りの道路沿いに穴を掘って積み上げたくらいの小さな山が
いくつも連続して見えるのが面白い!まさに、なんだこれって感じ!
近寄ってみると、穴を掘ったみたいで、そこらあたりにボコボコと
小さな山が無数にある。酔っぱらった日本人ならこの穴に落ちそうな
感じがする。イスラム教徒のモロッコ人は酔っぱらうことはないので
その心配はない。しかしなぜこんな穴がいっぱい開いているのか?
これを上空から見るともっと面白いし、なぜこんなになっているの?と思う!
www.google.co.jp/maps/@31.4319652,-4.3635616,1108m/data=!3m1!1e3?hl=ja
このグーグルの航空写真で見ると点々が限りなく続く。しかも一か所の方向を向いて!
だいたい予想はつくでしょうが、理由は地下水の汲み上げのための穴というか井戸。
穴が一か所の方向に向かって一連の水路になっている。つまり水路は何か所もあり、
その水脈が数メートル離れて存在するということになる。
この現象はこの周辺のいろんなオアシス状の街で見て取れる。
水脈がこのようにオアシスに流れ込んでいるんだ! というのがよく分かる。
この一か所の方向に向かってとはエルフードのオアシスに向かっての水脈。
上のグーグルの航空写真を右側に移動していくとエルフードの街が見えてくる。
モロッコ人はこの穴の開け方に講釈をいろいろと説明するけど、どれも説得力がない。
それは別にしても、その水脈があるのを理解しているところが立派だ!
水脈の水の量でエルフードの生活水を調整するとか、
農業の場所を選定するとか、あるのだろか?
雨の多い年はこの水路はどうなるのだろう! 見てみたいな!!
土漠しかないこのルートで、これと言って何もない場所で、
ボコボコにできた月のクレーターのような場所!
珍景です。見らた面白いと思う!