モロッコタイルのすばらしさを紹介したい!カサブランカでの見どころだ!
ネット上でモロッコタイルと検索するとモロッコでない他の地域のタイルも混在し、
一緒になっている。その状況を見ると実に悲しい!写真を撮ったはいいものの
これがどこで撮った写真なのか、混ざってしまうのかな・・・・
これはいまや日本人も観光するハッサンⅡ世モスクのタイル。
入口近くの水盤の全体像 水の出るところを拡大した
水が出る周辺のタイル。最新のデザインや色のタイルがところどころに施されている。
この水盤はタイルのほかの部分は大理石でできている。この大きな形のもとの下地は
鉄筋コンクリートでできている。 ここに水が入っているのを見たことがない。
こんな大きな水盤はモロッコでも珍しい。一個一個のピースを組み立てていくのが
モロッコタイルの特徴。これを組み立てるのは大変! びっくりする。
放射状の広がり方はモロッコの伝統的な線で16割を利用している。たぶん基本には
32割があり、その古典的なスタイルを転用した形になったのだろう! 茶色の長い
タイルがぐるぐると幾何学的に回っているスタイルはモロッコタイルの得意技。
また、中心から少し離れた所に「ブルー・水色・茶色・中心に白」の四角のデザインは
このモスクだけだ。似たようなデザインはあるけど、このモスクはすべてのスケールが
他と比べ物にならないくらい面積が大きいのが特徴。
そのほか、普段存在しないような形状のタイルも蛇口まわりの拡大写真でも見て
取れる。それと蛇口周辺のタイルに薄く白い割れたような線が入っているのは
今までのモロッコ人ならありえない手法だ。それは水を通すための蛇口を大きく開けて
そこに当てはまるように後付けでタイルを張ったのだろう。難しかっただろう!
これらのモロッコタイルをじっくり見て下さい!見る価値はある。