モロッコのトイレはどんなものか気になる一つかもしれない。
イスラム圏だけにトイレを見たことのない人はどんなのだろうか?と思うことだろう!
また、よく聞くけど不浄の左手って何? 握手する時に左手は出さない。なぜ?
それは用を足した後、左手で水を流しながら肛門を洗い流す。そのトイレの使い方が
下の写真のような便器にまたがって用を足すのだ。男女一緒。
便器の上にまたがって丸い穴に向かって用を足す。和便器に近い使い方だ。
下の写真は空港にある一つのブースがこのような仕様になっていて見た目は綺麗に
見えるが、衛生面では問題があるように思える。
下の写真はカサブランカ駅の一つのブース内。
日本人ならすぐにトイレットペーパーを探すけど、このブース内にはない。
あるのは水道の蛇口とバケツがあるのみ。使い方はバケツに水をいっぱいいれて
用を足した後で、その水を使い肛門をきれいに水で流す。トイレットペーパーで尻を
ふく行為より、水で流すことの方がある意味衛生的かもしれない・・・・・
モロッコではこのような便器ばかりではない。今では洋便器の方が多くなっている。
地方のホテル(安宿は別)の客室はほとんどが洋便器になっている。
しかしモロッコでは田舎に行けば行くほど、この従来型の便器は普通にある。また、
カサブランカでも地元になじみの店でもこのような旧便器はある。
旅行中のホテルはどうかと言うと下の写真のトイレはよくある。
下の写真の場合は洋便器の脇にシャワーブースがある。やや安宿に多いパターン。
下の写真は2~3星くらいのホテルに多いパターン。
今どきの日本人になじみのあるトイレシャワーの付いた便器はモロッコの高級ホテルに
もないと思うけど、どこかにあるのかな・・・・・?!
日本ほどの設備を期待してもないと思った方がいい! 高級ホテルはちょっとは違う!
スミマセン泊まったことないもので!!
自分がモロッコについて間もない頃、モロッコのあるお宅にトイレシャワーの原型の
ようなものがあった。それは水圧を利用した銅管が便座の下に組み込まれていた。
そのお宅のトイレは洋便器でタンクは天井に近い高い所に設置してあるタイプ。
その高いタンクから便座の下に組み込まれてある銅管は便座の下にあり、バルブを
開けることにより、銅管から肛門に水が当たるようになっていた。びっくり!
水の出る感覚はビデに近い感覚だった。これこそまさにトイレシャワーの原型だった。
もともとトイレシャワーに近いものはアラブ社会にあった。それを日本式に
開発したのが現在の進化形になったのはまぎれもに事実だ。