モロッコを2月から4月頃に旅行を計画している方は砂嵐に注意した方が必要だ。
その年の気温気候にもよるけど、時期を感がるとこの時が一番多い。
アトラス山脈を境にサハラ側に旅行するか!大西洋岸沿いを旅行するかで変わる。
サハラ側は砂漠を見に行く人、カスバ街道を旅行する人などが対象になる。
気温が高くなったりすると砂嵐が出てくる。
かすむ程度の嵐が多いけど、時には数メートル先が見えないくらい荒れる
砂嵐もある。この時は実にやっかいだ。先が見えないくらいの嵐になると周辺が
だんだん暗くなる。コンタクトレンズの人は大変! 砂が肌にへばりつき、
頭皮の中まで砂が入り込んでくる。髪の毛がなんとなく砂っぽい感じがしてくる。
一般的に日本人が体験することのない環境になる。
この程度の嵐の場合、手持ちの精密機械類は注意が必要になる。かつて友達が
日本製のカメラのズーム部分が動かなくなり、故障したまま日本に持って帰ることに
なった。原因は細かい砂が機器内部に入り込み、動かなくなった。しかも当時は
海外で故障することは補償の対象に含まれていなく、自費で直すことになった。
一方、大西洋側では砂嵐に会うことは少ない。マラケシュ、フェズなどに行く人が
対象になるけど、ほとんどの人が砂嵐を見ることはないはず。しかし、十年~二十年に
一度あるかないかのくらいの頻度で発生する砂嵐もある。アトラス山脈を越えて
来るくらいの砂嵐なのでけっこう前が見えないし、日差しもさえぎられる状態。
この時、小さな砂で肌や顔などがざらざらした状態になる。やっかいだ!
この時は飛行機は欠航になったり、着陸場所が変更になったりする。
この埃っぽい状態は日本で言うと火山灰が地面に落ちてそれが舞い上がったような
イメージかな。どちらにしてもどちらも一般的に味わうような感覚ではない。
こんな砂が舞うからこそ、砂漠の民の民族衣装は頭にターバンを巻き、体に布を
巻き付けたような格好になるのだろうかと思うこともある!? それに加えて
日差しや気温の変化も大きいとは思うけど・・・・・!
大西洋沿いに数年住んでいていて一度だけ砂嵐に遭遇したことがあった。
サハラ側でエルラシディアに行った時は何度か砂嵐にあった。すさまじい砂嵐。
かすんだ状態の大気は何度も見たかな。
と言うことで、春先にモロッコ旅行を計画中の方への情報でした!