ラバトの街を見る時の目線は川のレベルかも?!
フランス人が植民地時代にラバトの地形断面図を描いている。高低差がよく分かる。
なぜこのような高低差を絵にしなければならなかったのか?
川から見る目線で要塞を築くことが重要なのか?
この川はブーレグレグと言う。ローマ人は川から近づいてシェラと言う要塞を築いた。
ローマ人が築く前にフェニキア人も住んでいた跡がある。昔から住もうとしていた。
いま現状では、ブーレグレグ川の1km位上流は両岸大きな沼地になっている。
いま、上流にダムがあるため川の水位は昔と今ではずいぶん違うと思われる。
かつては、満潮時はこの両岸の沼地は水が埋まっていたと思われる。
ジブラルタル海峡から南下して、多くの船を安全に係留できる場所、
そして大きな入り江はここしかない。他の場所は難点が多い。
これらを考えたときに船に乗って川登りしてみたいと思った。
かなり前に、半日150DHでおじいさん船頭を口説いて乗りました。
水量が多くなり満潮になる1時間くらい前に出発した。
ここに街を築こうとした昔の人の気持ちになれるのだろうか。
そう思い、ワクワクして乗っていきました。
しかし、現実は水位が思ったより低い位置で、船も小さく、周りがよく見えない。
たぶん、昔の人はこのような小舟でなく、大きな船の可能性は高い。
となると、視線もたぶん2~3mくらいは違うことになる。ガックリだった。
見えるであろうと予想したシェラの城壁もほとんど見えなかった。
本気でこの船を貸切ろうとする人は一人では乗らない方がいいです。
モロッコ人の知人友人がいるのでしたらその人と一緒にしましょう。
半日貸切って、川からの眺めを楽しむ旅は実に面白いかも。
時間が流れているのを忘れるくらいに楽しめるでしょう!