フェズの南東約30kmのところにある街、セフロー(Sefrou)と言う街がある。
この街はフェズの小型版のように街の作りになっている。興味ある人はどうぞ!
細かいところは違うが、日本で言うところの平安京と長岡京の関係に似ているのか。
中央に川が流れ、両脇の斜面に街が出来ている。これが実にコンパクトのできている。
中央の川の脇にはモスク、その周辺に小さな商店街ができている。おもしろ!
これが数年前から変化してきた。新市街が発展して、メディナがすたれてきた。
約30年前に行ったセフローとは少し違た雰囲気がある。それでも名残はある。
小さいながらも城壁に囲われて、城門も行き先方向に配置してある。
川沿いの中央に大モスクがあり、街が小さい割にはミナレットは存在感がある。
どこからでも目につくような高さと白さがいいのと、アザーンがよく聞こえる。
フェズと違って、気候とか、小ささとか、喧騒の無さなど、アザーンはいい感じだ。
街の中心に大きめのフォンドック(隊商館)がある。
この施設は中庭を囲うようにして、中庭に向かって店舗がある。
フェズなどでは材料を扱うとか、加工品を売買する、加工場であったりもする。
フェズでは宿泊施設もある。この街では宿泊施設はないが、衣食住がある。
フランス人が入植した時に、小さい街にも関わらず、このメディナの平面図を残した。
フランス人が見たセフローのメディナは特別なものに映ったのだろうか!?
なぜこの地図をおこしたのか? 私にはわかりませんが、ぜひ行って見て下さい。
この下の地図はメディナの平面図。真ん中の水色の部分が川。周りの太線が城壁。
フランスが入植したころにフランスが作成した平面図です。
それと、この街の中心を流れているこの川の上流に、小さな滝があります。
メディナから歩いて行けるくらいの距離です。上の地図で西へ(左)へ1km位。
とても小さな滝で、しょぼい!だけど、モロッコにある滝としてはいいかも。
モロッコの滝は南にあるアガディールのイムンゼールの滝とか
モロッコの真ん中位にあるベニメラルのウズーの滝が有名なのですが、
それから比べるとほんとに小ぶりです。
しかし、夏の暑い日にフェズを脱出してこの滝の近くで涼を取るのもいいです。
あまりに暑い年は水が少なくなっていますので注意してください。
こんな小さな町、日本人と出会うことないでしょう!