モロッコの民族として一般的に公表されているのが、アラブ人が65%
ベルベル人が30%(外務省公表)としている。他は外国人が多い。
しかし、これがベルベル人これがアラブ人などと区別がつかない。
だけどしばらくモロッコ人を見ていると白人とは違う白っぽい人種がいる。
これがベルベル人の流れをくむ人だけど、長年見ないとなかなかわかりにくい。
今でも、たまに女性であごの下に薄い青の縦線で入れ墨しているベルベル人がいる。
しかし、普通にまちを歩いている限りでは、ほとんど出会うことはあまりない。
モロッコの民族の何に興味があるかで、モロッコの見方に面白さが加わる。
単純に民族としてみたら、ベルベル人がアラブ人を受け入れて現在がある。
民族衣装、風習、料理、冠婚葬祭、生活習慣、農業、まつり、言葉などなど。
何千年もの昔から住んでいるベルベル人、彼らの言葉は少なからず残っている。
アラブ人が占領しても残っているベルベル人の風習。彼らに残っているもの??
たぶん、アラブ人が入る前はアルコールの文化があったかもしれない?!
ベルベル人は豚に近い動物を食べていたかもしれない?!
結婚制度も違っていた?? 女性はアラブ人よりもっと開放的だったかも??
このベルベルの生活に中に民話があったと聞いている。
かつて、ベルベル人の民話を聞きだそうと思い、いろんな手法で試みました。
彼らの民話の中にこの風習を知るきっかけがあるかもしれないと思った。
その民話を知ることで今残っているベルベル人の名残を知る何かがあるのでは??
それを思いつつ、実現できず滞在を終えた。出来ることならまた試したい。
日本で有名な民俗学者の先生が来た時その話をしたら「君には無理」と言われました。
分野外の話なので自分でもそう思いました。
写真下はアトラス山中での花嫁祭りの花嫁姿
今でもアトラス山中にいるベルベル人は出会えるでしょう。
山中を散策するように動き回ると出会えるかも。何を調べに行くかですかね!
しかし、バスで通るくらいなら出会えることはほとんどないと思う。
彼らの格好は赤を基調にした縦縞模様の腰巻をまとったりしている。
これを街なかで見れるのが、テトアン周辺で見ることが出来るくらいかな~!
中央の縦縞模様が北アトラスのベルベル人(テトアンにて)
モロッコの民族衣装はいいですよ。
今でもメディナではジュラバをよく見ますね!
あのジュラバの帽子を背にしている時、あの中に財布や大事なものが入っています。
気にして見てください。中を見るならいいけど、スリをしないように!