迷路状の路地はマラケシュでなぜか注目度は低い、マラケシュを見る意味では
迷路は重要な要素である。この迷路がマラケシュの真骨頂だ。
フェズのメディナは高低差があり、まだ分かり易い。マラケシュは平坦！
メディナの北にあるモスク マジャディア(Mosque Porte Mjadia)周辺で
かつては、ザウイア シディ ベル アブベー(Zauia Sidi Bel Abbes) だ。
ここまでたどり着いて、迷わずにフナ広場へ引き返したら、たいしたものだ。
マラケシュのメディナができる時に北側にあった重要な廟だ。ここまで行ってほしい！
その城門のような場所に隣接して、キサリアと言う店舗の並んだ場所がある。
このキサリアは列柱があり、マラケシュでは他にない空間スタイルを見れる。
違う雰囲気の空間が広がっている。観光ではフナ広場からベンユセフ神学校に
行くのがせいぜいだ。このキサリアがある以北はなかなか行かない。行くことがない。
ガイドブックにも記載されていない。迷路を味わるのはここから先が面白い！
マラケシュの迷宮と体験するためにぜひ、ここから挑戦してほしい。
残念なことにこの周辺は、今では車で行くことができるようになった。
それと、この周辺にはちょっとしたリヤドも多い。泊まりたいかは別だけど！
仮に行くとしても、これから先は普通の日本人は迷いに迷ってしまうことが多い。
このマラケシュのメディナで、迷うくらい奥深くまで散策した人がいるだろうか？
たぶんフナ広場周辺のメディナの路地を歩きまわって「大したことないよ」って
豪語している人がいるのが面白い。フナ広場周辺だけがメディナではない！！
たぶん、全体を歩いたことがなく、強がりで言っている人がほとんど。
メディアもメディナを迷宮と言いながら、どのような迷宮かは全く取り上げない。
取り上げたとしても、ほとんど迷宮とは言えない撮影で残念に思うことがよくある。
かつて一度だけ、世界遺産番組で３分間近く、路地の奥を歩き続ける映像があった。
この時だけはさすがに映像の作り込み方にびっくりしたことがあった。民放だった。
モロッコとなると必ず、マラケシュの観光名所は取り上げられる。
フナ広場、ベンユセフ神学校、クットビア、部分的なスークの喧騒感などなど、
マラケシュの醍醐味は迷宮都市にある。ぜひ歩いてもらいたい。
迷いながら観光してください！
