自称ガイドは金になるカモを探しています。ラバトの場合の話。
ラバトのメディナの先にある要塞でウダイアがある。このウダイアを目指して行く
観光客は多い。下の写真は観光客が見る風景。観光客はウダイアの門構えに気を
取られ一直線に向かって行く。観光客としてはごく一般的な行動だろう。
しかしこの門の前には自称ガイドが観光客を待ち構えている。下の写真に注目!
下の写真は自称ガイドが見るメディナの風景。ほとんどの観光客は下の写真で一直線に
見えるメディナの路地から出てくる。そのほかのルートもあるがどちらにしても
この門の前を通過してウダイアに入って行く。自称ガイドは目がいいから路地から
出てくる観光客がよく分かる。かつて、ここでよく自称ガイド達と話ししていた。
「あれは中国人」「彼らは日本人じゃない」「あれは日本人」などすぐに答えていた。
それくらい日本人はよく目に付きます。他のまちの治安の記事でも書いているように
日本人はどんな汚い格好をしていてもそれなりなんです。中国人韓国人とは違う!
そんな見られ方をしているとは全く分からない観光客はだんだん門に近寄ってくる。
自称ガイド達は狙いを定めているからアプローチは早い。「ウダイアを説明するよ」
「ウダイアは迷うから僕がついて行ってあげるよ」などいろんなことを言って
あの手この手でアタックしてくる。今では自称ガイドの行為は違法。だから警察官に
見つかるとしょっ引かれてしまう。罰則があるかどうかはわからない。
これはラバトの場合でフェズでもマラケシュでも、どこでもこのような場所はある。
駅前、バスターミナル周辺、広場周辺いろんなところで待ち構えている。
フェズではブージュールド門をくぐっただけで日本人が来る、フランス人が来ると言う
伝達事項がメディナのメイン通りの奥まで伝わっていくくらいだ。
ガイドが不要な場合ははっきり断るようにしよう! 土産物などに誘導して連れて
行かれそうな時はきっぱりいらないことを伝えましょう。日本人特有の優柔不断な
態度はモロッコ人には通用しません。やんわり断ることなどはやさしさでも何でも
ありません。日本人的態度はモロッコ人には全く通用しません。
それでも、どうしても不安で仕方ない方は公認ガイドを朝から一日でも半日でも
お願いして、自分の希望を伝えるといいでしょう。観光したい、ランプシェイドを
買いたいなど要望を伝えると一緒に行動してくれるはずです。
失業率10%で日中に話しかけてくるモロッコ人はそれなりの人たち(?)が多い。
ちなみに、ある程度何かしらの勉強をしていたモロッコ人はあまり話しかけてこない。
そんな目で見るのも良くないが、観光や買い物以外でじっくり話してみてもいいかも!
自分の場合、モロッコ人はほとんど話しかけてくれない。話しかけられたとしても
「タバコ持っている?」くらいかな(^^)