モロッコの旅 あれこれ

ガイドブックに載っていない場所やものごと 知って得するかも!何かを探しながら旅している人!モロッコだけだけど、何かがあるかも!

大麻ハシシ ケタマ(Ketama) 

ケタマはモロッコハシシ(大麻)で有名な産地の一つ。フェズから北北東に

約160km。冬の時期に行くと、が降っていることもあるくらい寒い場所。

車の通る道路から見ているとハシシがどこにあるか全く分からない。

しかし、ちょっと主要道路から外れるとそこには大麻草がけっこうな量ある。

ロッコ政府は10年くらい前にハシシ撲滅のための栽培途中の大麻草を大量に

焼却したことがあった。それでもなくならないハシシ。なぜでしょ?

欧米人がモロッコのハシシを求めて旅行がてら、買に来る。これではなくならな。

今でもヨーロッパでモロッコ産のハシシを持った欧米人が逮捕されている。

ロッコ国内でも欧州人がハシシを使用して逮捕されている。日本人も対象だ。

ハシシは見ているだけでは全く犯罪にはならない。使用したら大変なことになる。

ハシシを買って、ハシシ撲滅のために、吸わないで焼却処分するのは

いいことかも! どれくらいの人ができるかだけど・・・・ 

 

ケタマの街周辺はいろんな方法で売人が近寄ってくる。外国人となると近寄るなり

「探しているのか」「いいのがあるよ」「見るか」「安くしとくよ」とフランス語で

声を掛けてくる。外国人価格で多少高いことを言って売る。

ケタマの街周辺で売買すると確実に顔が割れてしまうのでかなりの注意が必要。

最近のモロッコ警察は外国人であっても簡単に連行する。十分な注意が必要だ。

 

また、フェズからケタマに向かう途中のこと。ケタマに近くなったころに

道路沿いで子供たちが板チョコ状の黒いモノを両手にもってちらつかす。

板チョコ状にしたハッシッシを何枚も袋に入れて道路沿いで売っている。

中には団子状のものもある。売っているのを見るだけでは犯罪にはならない。

社会勉強のためにここまでにしたら特に問題にはならない。 

 

たぶん、日本人でもここから先、手を出すひとが少なからずいるはず。

ハッシッシを買ってモノをそのままポケットやカバンに入れて吸わなくても

大変なことになることがある。ハッシッシの角が欠けてポケットにその端が残っていて

日本に帰国した時、税関の近くで問題になった人を見たことがある。

税関ではハッシッシとは全く関係ないことで引っかかっていただけなのに・・・・

 

このアトラス・リーフ地方にはこれといった産業がない。この周辺の農家は貧困

である。冬は寒くて何かが栽培できるわけでものない。政府は大麻草を撲滅して、

オリーブ畑にしようとしたが、これもうまくいっていない。

彼らにとって大麻を栽培する方が銭にはなる。ヨーロッパでは大量のモロッコ

ハッシッシが見つかることがたまにある。買に来るヨーロッパ人が後を絶たない。

日本にも同じように東南アジアから流れてくる。なかなか撲滅には至らない。

 

くれぐれもモロッコでは見るだけならいいけど、使用しないように!!!