マラケシュのリヤドの一室。リヤドと言っても立派なものでなく、日本で言うところの
民泊と同じような宿。場所はジェマエルフナ広場から南へエルバディ宮殿方向に
向かって数分。路地を入ってすぐのところ。これ以上入り込むと問題が・・・・
シャワーとトイレは共同、この広さで200DH越えなかったと思う。2階の角部屋。
たぶん女中とか使用人の部屋だったと思われる。高いか安いかはあなた次第!?
上写真は部屋を見下ろしたところ、下写真は階段を見上げた状態。
こんな階段を下りて入っていく部屋。どう見ても家族が使う部屋ではない。
自分はホテルを探す時はいつも飛び込みでフロントに尋ねていく。部屋は開いている?
一人! 部屋を見ていい?部屋料金はいくら? などなどを聞く。このリアドは
欧州人に人気があったようだ。たまたま空いていたのですぐに決めてまちへ出た。
この日は部屋が普通の位置にない作りで階段のある部屋であることや安かったので
即決した。マラケシュのリヤドは供給量があまりにも多すぎるがために宿泊料の差も
ある、部屋の仕上げ方も差がある。だから「おすすめ リアド」と言うのは難しい。
空間を見て個人の感覚で良し悪しが様々でどれもこれも違いがある。マラケシュの
メディナにある高級住宅で「これこそマラケシュ」というようなリアドはまだ
出会えていないな。単純に空間構成をフェズのリアドと比べるとマラケシュのリアドは
空間構成としてレベルが落ちる。リアドとして宿泊客に空間を提供するときに住宅の
特徴が無くなっているような気がする。マラケシュは中庭のスタイル、中庭に面した
部屋の出入口の装飾など。もともとなかったのか?つぶしてしまったのか?
不明な点もあるが伝統的な建築装飾がほとんど残っていない。マラケシュの豪邸の
最大の特徴は広い中庭に広いプール状の池がある。部屋は細長いがゆったりで
暑さを意識して作られた感じがある。数軒のリアドは立派なのがあるが・・・
例えがいいかどうかわからないが、日本で古民家の民泊でいい雰囲気の土間が
残っていたのに、そこを今どきの板張りで仕上げているのに似ている。残念な感じだ。
フェズのリヤドは律儀に伝統を引き継いでいることが多い。その分、宿泊料が高い。
それでも一部、マラケシュの高級リアドは立派に残している。今のところお金が
なくって泊まれない😢 いつかは泊まってみた~~~い!
夏のマラケシュでは暑いので部屋に水は用意しておこう!夜中も水分補給が必要!
よくやるのが水のペットボトルを大小用意して、小さいペットボトルを使用後に
切り刻んでコップにして使う。部屋にコップがなかったり、コップのアカが気になると
よく作る。またモロッコワインを飲むのにも使う。それと部屋が最上階の場合は日中に
日差しがあった窓周辺はかなり暑くなっているので、その手作りのカップで窓周辺に
軽く水まきしてもいい!
暑さ対策は大事です。
それと奥まった場所にあるリヤドはなるべく避けた方がいいと思うけど・・・