フェズ駅を降りて、新市街に向かっている途中で見つけた洋菓子屋さん。
今ではモロッコでもこのような洋菓子を売るようになった。しかし、スポンジ部分が
柔らかすぎたり、チョコレートが甘すぎたり、生クリームがあまりにもふわふわ
だったり、トッピングのフルーツが味がなかったりする。日本人には難しいかも!
個人的な意見なのでぜひ試してみては! ご賞味あれ!
上の写真のようなケーキ屋さんがここ十数年でかなり増えてきた。30年位前のパリの
カフェで食べたケーキと同じような触感だった。いまでこそパリでは感心させられる
ようなケーキが多くなったけど、当時のパリで食べたケーキはどこも今のモロッコと
大差はなかった気がする。素人にこんな風に思わせるのはどうなんだろう??
今では、ラバトやカサブランカにはそこそこの洋菓子屋ができてきた。
いいジェラート屋さんも増えてきた。味は別としてね!
モロッコにはもともとシュバキアを代表するようなとっても甘いお菓子がある。
モロッコではいまだに根強い人気があり、結婚式には欠かせない菓子。また、
ラマダンの時もモロッコ人にはなくてはならない食べ物だ。なぜモロッコ人には
断食のラマダンの時になくてはならない食べ物なのか?不思議に思いませんか?!
ラマダンの時期は太陽が昇っている時に食べ物を口にすることはできないけど、
日が沈んだら、何を食べても問題ない。つまり彼らは夜になるとバカ食いする。
当然、シュバキア類もいっぱい食べる。例えばシュバキアは甘く作ったクッキーの
ようなものを揚げ菓子にしてその上にたっぷりのはちみつをまぶす。日本人男には
耐えられない甘さ。これを夜中にけっこう食べる。ラマダンがあるのに痩せないはず!
もう一つ、甘い菓子がある。これもとっても甘い。下の写真はムーレイ・イドリス廟の
脇で荷台に乗せて売り歩いていたもの。砂糖にナッツ類を混ぜて固めたもの。
ものすごい甘い匂いがする。しかも色とりどり。その甘さに引きつけられてハチが
近くにいっぱい寄ってくるから、これもまた素晴らしい!ありえない甘さ。
こんな風景を見るのはフェズのメディナが多いような気がする。気のせいかな??
モロッコはかつて世界で一番、砂糖の消費量の多い国だった。いまでも上位なはず。
それにしても、日本の昔からある菓子はだんだんすたれてきた。田舎に行って
少し見るくらいでほとんど見なくなった。今では袋入りの菓子に負けてしまった。
日本でも少なからず昔ながらの菓子を復活してほしいな~~! 無理かな?!
旅の途中、モロッコの菓子を一度は口にしてみたら!!