カサ・ボアイヤジュー(Casa voyageurs)駅の構内にあるキオスク。
輸入物の菓子が天井いっぱいに積み上げてある。ここにシュバキアなのどの
モロッコ産は菓子はない。日持ちするような菓子だけである。モロッコ人は
電車での移動は長旅になるのでこのキヨスクで買いこんでいく。カサブランカから
ウジダ(Oujda)やナドール(Nador)はかなりの遠い! 確か11時間位かかったはず。
フェズでも4時間はかかる。この時間つぶしのためにこれらの菓子を買う。
これらの菓子は日本でもよく見る輸入物でベルギーやオランダのモノが多い。
菓子だけではない。下の写真のように各種雑誌が置いてある。モロッコで印刷した
雑誌はほとんどない。フランスからの雑誌が多い。だからフランス語、アラビア語、
が一番多くある。スペイン語、英語などもあるけど、英語の雑誌は数冊しかない。
最近では電車内での時間つぶしで、日本にもあるような言葉遊びや数字の並び替えの
遊びの冊子がある。結構人気がある。
新聞も各種ある。もちろん日本語版は全くない。
アラビア語、フランス語、スペイン語、英語などがある。スポーツ新聞もある。
毎日発行のものもある。しかし二~三日経っても変わらないものもある。
カサブランカボアイヤージュ駅にはこのように各種新聞が豊富にある。このほかは
ラバト駅にもそろっている。他の駅はこれほどモノはない。それと日本では当たり前
だけど新聞配達のシステムはない。
ちなみにモロッコ国民の識字率を知っていますか? 識字率なので普通に母国語を
読むことができる割合のこと。日本は99%位だったような・・・・!?
モロッコでは30年くらい前は40%位だったかと思います。最近では67%位
だったかな! かつてあるちょっとした店舗でモノを買ったときに「領収書を下さい」
と言った時に売ってもらえなかったことがあった。後でわかったのだけど、店主は
文字を書くことができなかったようだった。だから領収書を書けなかった。
普通に旅行をしていると問題になることは少ないけど、モロッコではこんなことも
あるのを知ってもらいたい。識字率が高くないが、数は少ないが高校生でも
大学レベルの数学を理解しているモロッコ人もいる。
この分野はモロッコ独特の面白いところだ。
今では、カサブランカやラバトではかなり識字率は上っていることでしょう!