モロッコの旅 あれこれ

ガイドブックに載っていない場所やものごと 知って得するかも!何かを探しながら旅している人!モロッコだけだけど、何かがあるかも!

欧州にいるモロッコ人の数 治安は? テロは?

ロッコで治安がいい?悪い?とよく聞かれることがある。スリやひったくりは

日本でもあるように、モロッコでもある。それだけを見比べるとモロッコ

まだましかも! スペインのアンダルシア地域はモロッコより治安が悪い。

それより気にしているのはテロ事件だろうか?! テロ事件の問題になっているのが

ヨーロッパに住むモロッコ人2世などである。この2世はヨーロッパの各国で

迫害とまではいかないが、けっこう苦戦している。モロッコ人の場合どこの国に

どれくらいの数で住み着いているか、気になることもある。

参考までに2世だけでなく、モロッコ人とその家族の数を確認してみた。

 

旧宗主国であるフランスが一番多いのは確かだ。約125万人もいる。モロッコ

フランス語を話していることもあり、一番とっつきやすい国である。パリの北駅周辺や

マルセイユのある地域にはモロッコ人を探すに苦労しない場所もある。フランスでの

職種はさまざまで

 

次に、フランス語の通用するベルギーには70万人のモロッコ人がいる。

ベルギーは過去の政策で移民でも住むことに寛容な時期があった。ベルギーでの

ロッコ人の職業はさまざまで、医者や建築家、各種エンジニアが多くいる。

中でも国会議員や地方議員などもいるし、市長も数人いる。

 

ベルギーより多かったのが海を隔てたスペインだ。

スペインには88万人のモロッコ人がいる。タンジェやテトアンなどは

スペイン領土だった時期もあるのと、セウタやメリーリャはモロッコと陸続きで

スペイン領がある。スペインではサービス業や農業、建設業などの労働者として

多くが働いている。

 

ドイツには18万人のモロッコ人がいる。フランスから比べると少ない。ドイツでは

どの職業に特化したような働き方ではないようだ。モロッコ国内でモロッコ人が

運転するドイツナンバーの車もよく見る。

 

3年くらい前にベルギーでテロ事件が起きた。30人以上が亡くなった。

ベルギーでテロの温床になっている一部のイスラム教徒たち。この中に

ロッコ人2世も多く含まれている。ベルギーの首都ブリュッセルの一地域が

問題になっている。そこにはモスクもある。移民がある程度自由に仕事ができただけに

貧富の差も出てきた。この中でいろんな意味で不満がある各国のイスラム教徒の

2世がフランスで言うDaesh(フランスや中東のメディアでISISなどのテロリスト

示す)の連中だ。どんな動きをするか予想できない彼らはどうしたらいいものか?

ヨーロッパにいるほとんどのイスラム教徒は真面目な人ばかりであることは確かだ。

 

今度どこでどのようなテロ事件を起こすか?! ここ1年大きなテロ事件はない。

日本で報道されていない小さなテロ事件はいくつか起きている。また起こる寸前の

取り締まりに関しても日本では全く報道されていないだけで、時々ある話だ。

最近、新聞広告でツアーの海外旅行案内をよく見る。モロッコ以外の国で

この地域に行くのかと思うような場所もある。

 

海外旅行は自己防衛で自分自身によるある程度の情報収集が必要かも!