アジア系の料理店でモロッコによくあるのが中華料理店。料理人は華僑の方が多い。
華僑と言ってもベトナムやミャンマーやラオスなどの人が多かった。今ではモロッコ
在留の中国人も多くなり、中国人も立ち寄るようになったので経営者はどうなったかは
分からない。そこで代々続いている中華料理店は少ないかな?! 30年以上続けて
いるところは少ないかも?!昔あったところも無くなっているし!
カサブランカやラバトでは新しい中華料理店が出来ている。
数年前のあった話だ。
下の写真の焼きそばと春巻きはモロッコ人が見よう見まねで作ったもの。
全てが食材なので食べられないわけではない。しかし不思議な味がした。
焼きそばも言われれば焼きそばかなと思うような感じがする。なかなかの料理だ!
カサブランカにあった東京楼と言う中華料理店。ベトナム系の華僑が長いこと店を
切り盛りしていた。モロッコに住んでいた日本人もここを知っている人は多かった。
商社の方が日本語のメニューまで作るくらい日本人も利用していた。しばらくして
華僑の方が高齢のため続けることが難しくなり、家族でベトナムに帰っていった。
それが数年前のことだった。自分がたまたまカサブランカに行った時に懐かしくなり、
この東京楼に寄ったらこんなことになっていた。
この焼きそばを見たときにギョッとしてしまった!「これは誰が作ったの?」と
思わずボーイに聞いてしまった。ベトナム人が作る料理の助手を長年していた
モロッコ人が門前の小僧のように料理の手法を覚えたらしく、そのまま引き継いで
作った焼きそばだったのだ。さすがに半分くらいは残してしまった。
焼きそばを知らない国の人には「これが焼きそばだ」と言えるだろうけど日本人には
ちょっとびっくりしてしまう!
春巻きは揚げ過ぎかもしれないけど、具材は特に問題なかった。食べ方はレタスに
香草を一緒に巻いて食べる。味はまあまあだった。揚げてあるから食べやすかった
のか、何とも言えない料理だった。
見よう見まねで作ったモロッコ人の中華料理は食べられないものではなかった(^^)
モロッコでアジア系の料理店に行くとこのようなコメが出てくる。日本人のいる店では
この米が出てくるところは少ない。それとモロッコではコメは基本的にサラダ扱いだ。
野菜と一緒に火を通した米が出てくることがある。モロッコでは値段と味を相対的に
考えるとたぶん、スペイン米が一番日本人に合っているような・・・・・??
スペイン米で酢飯を作った時はうまかったな~~! スペイン米でウナギのかば焼きを
作った時もうまかったな~~!
モロッコ人には申し訳なかったけど、カサブランカビールにモロッコのオリーブが
一番安定した味だった!最初と〆はこれが一番いい!
なかなか貴重な体験をしてしまった(^^)
行く勇気はないけど日本人が作らない日本料理店! 行かないだろうな・・・・