モロッコ人がいつでもどこでも飲むのがアッツアイ(ミントティー)。昔の日本人が
緑茶を飲むかのようにモロッコ人はアッツアイを飲む習慣がある。
このアッツアイをモロッコ人はマホカンウイスキーと言っている。なぜだろうか?!
基本的にモロッコ人はアルコールを飲めないことになっいる。それがなぜ酒である
ウイスキーなのか? ウイスキーの色に近いから? 欧米人がウイスキーを飲むかの
ようにモロッコ人はアッツアイをよく飲む。ちょっとした休憩時間、人と話をする時
などすぐにアッツアイが出てくる。 下の写真のような茶器で飲むことが多い。
上の写真のアッツアイは日本人用に用意してくれたもの。どう言うことかと言うと、
モロッコ人が通常飲むアッツアイは日本人にはとんでもなく甘い。具体的に言うと
日本人ならこのコップに対して角砂糖を2~3個入れるとして、モロッコ人の飲み方は
10~15個は確実にいれる。それ以上の時もある。だからかなり甘い!しかし、
この甘さを妥協しないのがモロッコの流儀だ。他にも作法のような流儀がある。
茶の入れ方としてコップと茶入れを引き離すように高い所からコップへアッツアイを
注ぎ込む。そこでいかに泡立たせるかがうまい入れ方かどうか決まってくる。
その前に砂糖の量によっても泡のたち方が違う! 甘くないとアッツアイではない!
確か、世界で1、2位を争うくらいの砂糖の消費量だったはず。それくらい砂糖を
使うし、消費量はかなりのモノがある。
上の写真のようにミントは常に新鮮なモノ! 朝、収穫したものを使用する。
どこの街でも中心地から遠くない場所にミント畑がある。メクネスで見たミント畑は
けっこう広くていい香りがしていた。このミントの香りがあるからこそ新鮮な
アッツアイの味も引き立つ!フレーバー差が違う! ミント畑の見学もいいかも!
そこで日本でもアッツアイをおいしく入れられないか挑戦してみた!
気になるのがアッツアイの「茶」はどんなものなのか? 中国産が多いようだ。
日本に帰ってきて、日本の緑茶でアッツアイを入れてみた。何かが違う?!
そこで緑茶でもかなり程度の落ちる番茶でアッツアイを入れるとそれなりの味がする。
あと日本ではミントはあまりにも種類が多くて、どれにするかで味が違う。葉っぱの
大きさとか、形を見るとスペアミントがいちばん近いような・・・・・
詳しくないのでスミマセン(^^)
たぶん、圧倒的に違うだろうなと思うのが砂糖の甘さではないだろうか?!
原料の違いか、製法の違いかモロッコの砂糖は日本の砂糖より甘いはず。
こうなるとアッツアイはやっぱりモロッコで飲むのが一番いい!