大航海時代のポルトガル人たちの遺産。その象徴たるものがモロッコでは
このエルジャディダにある。地下貯水池などそれはけっこう壮大なものだ。
植民地化されたモロッコの海岸沿いのまちはモロッコが進展していく意味では、
歴史的に切っても切り離せないものだ!そのモロッコの大西洋沿い各所に
点在している。その代表格にこのエルジャディダかもしれない・・・・??
下の写真はエルジャディダの模型を上から見たモノ。不思議な形だ!
この入り江の島のようなところに築いた小さな要塞。この要塞の中に不思議なものが
存在している。それはガイドブックにもある地下貯水池。下の写真が要塞の入口。
意外と小さい門と言うか、小さいからこそ要塞なのかもしれない!!
門から城壁の上に見えていた塔はポルトガル教会。
下の写真が地下貯水池に入口。この入口の奥には意外な空間がある。
まず入口を入って行くとこのような奥行きのある。モロッコ産のやや柔らかい石で
組み上げた天井(ボールト状)。モロッコではこれほどの石でできた空間は珍しい。
世界遺産にもなっているだけあって、立派な空間だ。下の写真のような空間が
広がっている。エルジャディダの地理的環境を感がると、どれくらいの水が
溜まるかは分からないけど、かなり大量の水を貯水できる空間となっている。
いまでは水を貯めることもなく、このような観光施設となっている。
いまではこのようなきれいな空間を見ることができる。天窓もあるがために
この地下空間の風景が不思議な環境を生み出している。この丸い柱、柱脚や柱頭部分
ヴォールト天井でシンプルではあるが石造りの理にかなった出来である。
内部のミステリー感は日本では体験できない!
このエルジャディダの世界遺産を見る時にいろんな思いをはせて見てもらいたい!