サフィーのまちは一般的日本人にとって観光としては立ち寄らないまちかも!?
カサブランカから海岸沿いを南下してバスで4時間くらい。エッサウイラからバスで
北上して2時間くらい。エッサウイラは行ったとしてもそれから時間をかけても
行くような場所かどうか?! モロッコを知る意味では行った方がいいかも!?
観光ガイドブックには陶器のまちとして紹介している。自分でもここで買った
陶器を持っている。そんな陶器のまちにいつ、どう変化したかは知らないけど、
16世紀に侵入してきたポルトガル人はこのまちにも自分たちの要塞を築いた。
まずは、下の写真のような「海の要塞(ダール エル バフル)」を海から見えるように
要塞からも海を見渡せるように築いた。エルジャディダから比べると小ぶりな要塞だ。
屋上には海側に向かって大砲台が設けられている。
最初に陣取ったポルトガルが当時の大航海時代のスペインやオランダを意識しての
軍施設だったらしい。当時の海水の水位は現在とでは違うのではっきりした要塞の
雰囲気はわかりにくいが、要塞であったことは間違いない。
この施設はよく改修工事をしているので見れるかどうかは行っての楽しみ!!
この道路を隔てて後ろ側にメディナ(旧市街)がつながって行く。
サフィーのメディナの面積はけっこう小さいが中心部分にグランモスクがある。
下の写真はグランモスクから礼拝が終わって出てくる人たち。これに隣接するように
ポルトガル人の礼拝堂がある。
今では下の写真がポルトガル人礼拝堂の出入口。意外と狭い。画像で伝えるにしても
狭くて暗いがために、下の写真で天井しか撮ることができなかった。
これが天井部分。中央部分のキーストーンを中心に広がるように8分割された位置に
更なる重要なストーンを置いて組み上げたヴォールト天井。この8つに分けられた石の
モチーフは何の意味があるのかキリスト教徒でない自分には全く分からない。
サフィーよりエッサウイラの方がまちとしては面白いのかな???
しかし、サフィーは海産物がいいかも・・・・・。